フルトヴェングラーのライブが最高の音質で蘇る

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ヨハネス・ブラームス(1833-1897)
ハイドンの主題による変奏曲 作品56a
バイオリンとチェロのための二重協奏曲 イ短調 作品102

ウィリー・ボスコフスキー(バイオリン)

エマヌエル・ブラベッツ(チェロ)

 

ウィリヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1952年1月27日 ムジークフェライン大ホール

 

アルトゥスのレベール15周年の記念限定盤として発売されたもので、1950年代から90年代に掛けてのウィーンフィルのライヴ録音集です。

 

アルトゥスは1990年に立ち上げたレベールで、プロデューサーの斎藤啓介氏は、往年の名指揮者のライヴ盤を多くリマスターしています。
斎藤氏のリマスターは、過度な修正をしないで、会場の空気を伝えてくれるかのような音質が好感を持たれています。

評論家・許光俊氏も自著の中で、斎藤氏のリマスターを絶賛しています。

 

この限定盤も斎藤氏がプロヂュースしていて、ウィーンフィルの美しい音色が十二分に楽しめます。

特にダブル・コンチェルトのバイオリンとチェロの瑞々しい音色が見事に再現されていてうれしい限りですね。

 

フルトヴェングラーの指揮は、曲が曲だけに大人し目ですが、変奏曲の変奏7のアダージョでは、テンポをぐっと落として、情感溢れる表現でその感じが堪りません。

 

協奏曲では、二人のソリストを主役に据えて堅実な伴奏を行っています。

 

なんと言ってもフルトヴェングラーのライブが、素晴らしい音質で
楽しめるのが最高ですね。



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この記事を書いた人
ともやん

1957年、富山市生まれ。小学生の時、NHK交響楽団を指揮する岩城宏之氏を観てから、クラシック音楽に興味をもち、今日まできました。
現在、LP、CD、カセットテープを含めて約1000枚を所有しています。
好きな作曲家は、ベートーヴェン、ブルックナー、ブラームスと硬派です。
特にオーケストラ曲の名盤、珍盤、とんでも盤をご案内して行きたいと思います。
お付き合いのほど、よろしくお願いします。

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ドイツ・オーストリア指揮者
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