こんにちわ、
ともやんです。
ワインガルトナーは、1863年生まれで、マーラーと3歳しか違わない。
しかし、1942年まで生きて晩年まで活動したので、貴重な録音が残されていたことはとても嬉しいことです。
また、録音に理解があり協力的だったこともあり、ベートーヴェンとブラームスの交響曲全集が残されていることは、クラシック音楽界の宝だと思います。
もちろん残されている録音は、このブラームスにおいても80年以上前なので古さは致し方ありませんが、全てスタジオ録音ということで、歪みもなく終始均等に録音されていてとても聴きやすいです。
2枚組で、今回第3番と第1番を収録したCDを聴きました。
非常に格調高く、特に木管楽器のチャーミングな色彩が堪りません。
また、ロンドン交響楽団の優美な響きも特筆ものです。
第二次大戦前の貴重な録音としてぜひ聴いて欲しいです。
ワインガルトナー&ロンドン響 ブラームス交響曲
ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第3番 ヘ長調 Op. 90
Symphony No. 3 in F Major, Op. 90
1.(08:32) I. Allegro con brio
2.(07:24) II. Andante
3.(05:32) III. Poco allegretto
4.(07:50) IV. Allegro
total(29:18)
ロンドン交響楽団 – London Symphony Orchestra
フェリックス・ワインガルトナー – Felix Weingartner (指揮)
録音: 06 October 1938, Abbey Road
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ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68
1.(11:29) I. Un poco sostenuto – Allegro
2.(08:55) II. Andante sostenuto
3.(04:16) III. Un poco allegretto e grazioso
4.(14:23) IV. Adagio – Piu andante – Allegro non troppo ma con brio
total(39:03)
ロンドン交響楽団 – London Symphony Orchestra
フェリックス・ワインガルトナー – Felix Weingartner (指揮)
録音: 18 February 1939
近代指揮法の祖とも言える巨匠フェリックス・ワインガルトナー。
1863年生れのワインガルトナーは、マーラーとほぼ同世代です。
録音に理解があったためかなりのレコードを遺しましたが、1942年に亡くなったために録音は全てSP録音で、スタジオ録音しか後世のものは聴くことが出来ず、ワインガルトナーはドラマがなく上品過ぎるとの悪口も聞かれます。
このブラームス全集はベートーヴェン全集と並ぶワインガルトナーの傑作として著名ですが長らく入手困難でした。改めて聞いてみるとその快速テンポは、ロマン主義的解釈を否定して穏健な音楽に身を戒めたものではなく、確信犯的でかなり過激な解釈と感じられます。
トランペットの強奏などに強い意志が漲ります。清い水がほとばしり流れるような美しいブラームスです。絶大な人気を誇ったロンドンに於いて結成間もないロンドンフィル、そして長年の付合いであるロンドン響の妙技を生かした永遠の名盤です。ミューズ貿易
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