こんにちは、
ともやんです。
僕がクラシック音楽を聴き始めた1970年頃は、クリストフ・エッシェンバッハ(1940年生)と言えば細面の神経質そうな顔立ちでピアノの貴公子と言われていました。
そのエッシェンバッハも80歳を越え、スキンヘッドのがっしりした体躯の怪人的な風貌と相まって、若い頃の面影はありません。
エッシェンバッハは、現ポーランド領のブレスラウの生まれで、戦争孤児となりエッシェンバッハ家の養子になりました。ブレスラウというとあの巨匠オットー・クレンペラーと同じ出身になります。
学生時代から指揮を学んでカラヤンやセルの薫陶を受け手音楽家となりましたが、65年のハスキル・コンクールで優勝しピアニストとして世界的な人気を博すようになりました。
しかし、元々指揮者としての活動を考えていたので72年に指揮者としてデビュー。
当初は、評価はあまり高くなかったようですが、90年代後半からは注目を集める名指揮者として活躍してきました。
そして今回80歳という年齢で録音したベルリン・コンツェルトハウス管とのブラームス交響曲全集は、まさに巨匠としての堂々たる演奏で、圧倒されました。
まず第1番を聴きましたが、開始数秒で、まさに巨匠の響きに圧倒されました。
そして緩徐楽章の滴るような美しさには溺れそうになります。
ぜひ、聴いてみてください。
エッシェンバッハ&ベルリン・コンツェルトハウス管 ブラームス交響曲第1番
ヨハネス・ブラームス – Johannes Brahms (1833-1897)
交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
Symphony No. 1 in C Minor, Op. 68
1.(14:14) I. Un poco sostenuto – Allegro
2.(09:37) II. Andante sostenuto
3.(04:50) III. Un poco allegretto e grazioso
4.(17:36) IV. Adagio – Piu andante – Allegro non troppo ma con brio
total(46:17)
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団 – Konzerthausorchester Berlin
クリストフ・エッシェンバッハ – Christoph Eschenbach (指揮)
録音日:2019年11月28-30日
ブラームス: 交響曲全集 クリストフ・エッシェンバッハ ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団
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