カルロス・クライバー ベートーヴェン 交響曲第6番”田園”

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こんばんは、
ともやんです。

コンサートで絶対やってはいけないこと、それは終演後、人より早く拍手することです。

僕には忘れない光景があります。

昨年末、毎年の大みそかに楽しみにしている『ベートーヴェンは凄い!全交響曲連続演奏会』を上野の東京文化会館に聴きに行きました。

指揮は、日本を代表する名指揮者“炎のコバケン”こと小林研一郎氏、

オーケストラは、各楽団から選りすぐりの名手が集まった「岩城宏之メモリアルオーケストラ」

コンサートマスターは、NHK交響楽団の“MARO”の愛称で親しまれている篠崎史紀氏。

これで演奏が面白くないはずがありません。

実際、演奏は素晴らしい出来栄えでした。

しかし、聴衆の中に“アホ”がいました。

多分僅かな人たちだと思いますが、その人にたちの暴挙により、せっかくの名演が台無しになったと残念に思っている人はたくさんいると思います。

つまり、演奏が終わるか終わらないうちに、余韻を味わう間もなく拍手と一緒にブラボーと叫ぶのです。

いい加減に止めてほしいですね。

しかも、僕の斜め左目に座っていた、70歳前後のおじさん!演奏中はこっくりこっくりしているのに、終楽章の終わり頃を起きだし、拍手の構えをし出すのです。

何をしに来ているんでしょうね。
もう来ないでほしいです。

カルロス・クライバー ベートーヴェン 田園

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
Ludwig van Beethoven (1770-1827)

交響曲第6番 ヘ長調 「田園」 Op. 68
Symphony No. 6 in F Major, Op. 68, “Pastoral”

バイエルン国立管弦楽団 – Bavarian State Orchestra
カルロス・クライバー – Carlos Kleiber (指揮)
録音: 7 November 1983, Bayerische Staatsoper, Munich, Germany

ベートーヴェン: 交響曲第6番《田園》 カルロス・クライバー

その点、ミュンヘンの聴衆は最高です。

終演後、余韻を楽しむかのようにしーんとして、間をおいて、まばらに拍手が起きますが、一旦止みます。

そして次は盛大に拍手が鳴り、ブラボーの嵐です。

カルロス・クライバーの胸のすくテンポの田園も素晴らしいですが、ミュンヘンの観客は、音楽の楽しみ方を知っています。

「人より先に拍手をしない」これをぜひ実践したいです。

 

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この記事を書いた人
ともやん

1957年、富山市生まれ。小学生の時、NHK交響楽団を指揮する岩城宏之氏を観てから、クラシック音楽に興味をもち、今日まできました。
現在、LP、CD、カセットテープを含めて約1000枚を所有しています。
好きな作曲家は、ベートーヴェン、ブルックナー、ブラームスと硬派です。
特にオーケストラ曲の名盤、珍盤、とんでも盤をご案内して行きたいと思います。
お付き合いのほど、よろしくお願いします。

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