クラシック名盤 ベルリンフィルの軌跡1930年~1954年

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ベルリンフィルハーモニー管弦楽団は、世界でもウィーンフィルハーモニー管弦楽団と共に有形の世界遺産的オーケストラです。

 

歴史の古さでは、ドレスデン・シュターツカペレ、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管があり、こちらのほうが世界遺産だという人もいますが、僕はやはり、人気、知名度の面からベルリンフィルとウィーンフィルが両雄かなと思います。

 

さて、そのベルリンフィルの演奏で第二次世界大戦の混乱期を挟んで、
1930年から1954年までの録音を10枚のCDに収めた興味深いセットが発売されました。

 

発売元はドイツのハンブルクにあるMembanを親会社とする、
THE INTENSE MEDIAというレーベル。

ボックスもそれぞれ紙製のジャケットに収められた10枚のCDが
同じく紙製のボックスに入れられたシンプルなものです。

 

登場する指揮者は全部で8名

 

年齢順に記すと
ウィリヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)
ハンス・クナッパーツブッシュ(1888-1965)
エーリッヒ・クライバー(1890-1956)
カール・ベーム(1894-1981)
オイゲン・ヨッフム(1902-1987)
フリッツ・レーマン(1904-1956)
ヘルベルト・フォン・カラヤン(1908-1989)
セルジュ・チェリビダッケ(1912-1996)

皆さん、歴代のツワモノです。

 

一聴して素晴らしいのは音質が良いこと。

 

原盤自体が良かったのか、リマスターの妙なのか分かりませんが、
一番古い1930年(なんと90年近く前)にも拘わらず、
十分鑑賞に堪え得るものでした。

 

実は僕は、全然期待していなかったのです。
なんか貧相な音しか聴こえてこないのだろうな、と思っていただけに
本当に購入して良かったと思うセットです。

 

 

なおこのセットを購入しようも思ったきっかけを作ってくれた
2冊の著書にも感謝いたします。

 

「カラヤンとフルトヴェングラー」中川右介著
カラヤンとフルトヴェングラー (幻冬舎新書)

 

「クラシック名盤復刻ガイド」松本大輔著
クラシック名盤復刻ガイド

 

それでは次項より、このセットに収録されている名演を
指揮者別にご紹介して行きたいと思いますので、
お付き合いのほど、よろしくお願いします。



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この記事を書いた人
ともやん

1957年、富山市生まれ。小学生の時、NHK交響楽団を指揮する岩城宏之氏を観てから、クラシック音楽に興味をもち、今日まできました。
現在、LP、CD、カセットテープを含めて約1000枚を所有しています。
好きな作曲家は、ベートーヴェン、ブルックナー、ブラームスと硬派です。
特にオーケストラ曲の名盤、珍盤、とんでも盤をご案内して行きたいと思います。
お付き合いのほど、よろしくお願いします。

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