カール・ベームの鞭が入るベルリンフィルとの英雄を聴け

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カール・ベーム指揮
ベルリンフィルハーモニー管弦楽団
ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調『英雄』作品55
1961年録音

 

晩年のゆったりとした、悪く言えばちょっとタガが外れたような
ウィーンフィルとのベートーヴェンの交響曲全集になじんだ方には、
60代のベームはその厳しさに驚かされるかもしれません。

 

まるでゴール目指して突き進む競馬馬に鞭を入れすような、
厳しさ、激しさを思わせます。

 

その凝縮した弾丸のようなベームの演奏は、数ある『英雄』の録音の中でも屈指の名演であり、僕も大好きな演奏の一つです。

 

カール・ベームに晩年の好々爺としたイメージを持っている人は、
壮年期の覇気溢れるベームにノックアウトされてください。



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この記事を書いた人
ともやん

1957年、富山市生まれ。小学生の時、NHK交響楽団を指揮する岩城宏之氏を観てから、クラシック音楽に興味をもち、今日まできました。
現在、LP、CD、カセットテープを含めて約1000枚を所有しています。
好きな作曲家は、ベートーヴェン、ブルックナー、ブラームスと硬派です。
特にオーケストラ曲の名盤、珍盤、とんでも盤をご案内して行きたいと思います。
お付き合いのほど、よろしくお願いします。

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ドイツ・オーストリア指揮者
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