こんにちは、
ともやんです。
クラシック音楽は、作曲者が作曲して楽譜にして、そして演奏者が演奏会場に観客を集めて初めてなりたつ芸術です。
だから、作曲者は楽譜にしながら、実際の音にする場合、オーケストラの人数や会場の環境、聴衆の数などもある程度考えて作曲すると思われます。
つまり最終的には誰にどうやって聴かせるかを考えて作曲していると思います。
ブルックナーは、19世紀後半の人で、実際に自分の耳で確認した音は、現在我々が記録として聴くことが出来る、1920年前後の録音に残されているスタイルに近かったと思います。
もし、ブルックナーが、ボルトン指揮のモーツァルテウム管の演奏を聴いたらどう感じたでしょうか?
これは勝手な憶測ですが、ブルックナーは、これだ!これだよ!俺の頭の中で響いていたものは!と叫んだのではないかと勝手に想像します。
敬虔なキリスト教徒で、教会のオルガニストも務めたブルックナーは、間違ってもスタイリッシュでゴージャスな演奏は求めていなかったでしょう。
そんなことを考えさせる名演です。
ボルトンの他のブルックナー演奏を聴くのも楽しみです。
ボルトン ブルックナー 交響曲第3番
アントン・ブルックナー – Anton Bruckner (1824-1896)
交響曲第3番 ニ短調 WAB 103 (1889年稿・ノヴァーク版)
Symphony No. 3 in D Minor, WAB 103 (1889 version, ed. L. Nowak)
1.(21:14)I. Massig bewegt
2.(15:42)II. Adagio. Bewegt, quasi andante
3.(07:06)III. Scherzo: Ziemlich schnell
4.(13:13)IV. Finale: Allegro
total(57:15)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団 – Salzburg Mozarteum Orchestra
アイヴォー・ボルトン – Ivor Bolton (指揮)
録音: 25, 27 October 2007, Large Hall, Festspielhaus Salzburg, Germany
Bruckner: Symphony No.1-No.9 アイヴォー・ボルトン 、 カメラータ・ザルツブルク
スクロヴァチェフスキ、ヤングに次ぐ「OEHMSレーベル:ブルックナー・ツィクルス」の第3集はイギリスの指揮者アイヴォー・ボルトンが指揮したザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の演奏。1982年からグラインドボーン音楽祭の指揮者を務めるとともに、1984年からはピリオド楽器を使用したセント・ジェイムズ・バロック・プレイヤーズを結成したボルトン。現代から古楽まで幅広いレパートリーを有しており、このブルックナーの演奏も、ピリオド奏法を取り入れた軽やかで透明感ある響きが特徴的。従来のような重厚な響きを重んじる聴き手の耳にも新鮮な風を送り込んだことで知られる演奏です。
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