アンドルー マンゼ メンデルスゾーン 交響曲第2番”賛歌”

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こんにちは、
ともやんです。

メンデルスゾーンは、裕福な銀行員の家庭に生まれた御曹司でした。

そういうことでヤワなイメージがあります。

しかし、そんな外見とは裏腹に、恵まれた才能と豊か経済力を無駄にすることなく、音楽の発展に38歳という短い生涯を捧げた硬派な人だったというのが僕の最近のメンデルスゾーン像です。


※メンデルスゾーン 銅像

何と言っても20歳の若さで、100年ぶりにJ・S・バッハの「マタイ受難曲」を世に出した人です。

もしかして、メンデルスゾーンがいなかったら、我々は、「マタイ受難曲」の存在すらも知らなかったのでは思われるくらいです。

メンデルスゾーン 交響曲について

メンデルスゾーンは、若書きで12曲を含めて17曲も交響曲を作曲しています。

しかし、番号が付いているのは5曲だけで、その中でも3番「スコットランド」4番「イタリア」そして今日ご紹介する2番「賛歌」は、外せないと思います。

特に第2番は、もっと聴かれても良い曲だと思います。

なお、メンデルスゾーンの交響曲の番号は作曲順とは違い、実際の作曲順と番号との関係は、次の言うになります。

①第1番         1824年 15歳
②第5番「宗教改革」   1830年 21歳
③第4番「イタリア」   1833年 24歳
④第2番「賛歌」     1840年 31歳
⑤第3番「スコットランド」1842年 33歳

年齢を重ねるごとに、音楽の深みが増していることがわかります。

実は、今度合唱団の一人が、別の合唱団にも所属していて、2月にメンデルスゾーンの交響曲第2番”賛歌”を演奏するそうです。

それで、最近話題になったマンゼの演奏で聴いてみました。

アンドリー・マンゼは、イギリスのベッケンハム出身のバロック・ヴァイオリンの名手。ロンドン王立音楽アカデミーやハーグ王立音楽院で学び、アムステルダム・バロック・オーケストラのコンサートマスターをはじめ、ソリスト、室内楽奏者として刺激的な演奏を披露していました。

モダン・オーケストラでは、ベルリン・ドイツ響などで指揮者としてスタートさせ、2006年にはスウェーデンのヘルシンボリ響の首席指揮者に就任しました。

アンドルー マンゼ メンデルスゾーン交響曲第2番”賛歌”

フェリックス・メンデルスゾーン – Felix Mendelssohn (1809-1847)
交響曲第2番 変ロ長調 「讃歌」 Op. 52
Symphony No. 2 in B-Flat Major, Op. 52, MWV A18, “Lobgesang” (Hymn of Praise)
作詞 : 聖書 – Bible

1.(11:34) I. Sinfonia: Maestoso con moto – Allegro – Maestoso con moto come I
2.(05:56) I. Allegretto un poco agitato –
3.(07:19) I. Adagio religioso
4.(04:31) II. Alles was Odem hat (Chorus) –
5.(01:55) II. Lobe den Herrn meine Seele (Soprano, Chorus)
6.(02:59) III. Recitative: Saget es, die ihr erlost seid – Er zahlet unsre Tranen (Tenor)
7.(01:49) IV. Sagt es, die ihr erloset seid (Chorus)
8.(04:57) V. Ich harrete des Herrn (2 Sopranos, Chorus)
9.(04:02) VI. Stricke des Todes hatten uns umfangen (Tenor) – Wir riefen in der Finsternis (Tenor) – Die Nacht ist vergangen (Soprano)
10.(04:13) VII. Die Nacht ist vergangen (Chorus)
11.(04:29) VIII. Chorale: Nun danket alle Gott – Lob, Ehr’ und Preis sei Gott (Chorus)
12.(04:19) IX. Drum sing’ ich mit meinem Liede (Soprano, Tenor)
13.(05:32) X. Ihr Volker! bringet her dem Herrn (Chorus)
total(63:35)

アンナ・ルチア・リヒター – Anna Lucia Richter (ソプラノ)
Esther Dierkes – (ソプラノ)
ロビン・トリッチュラー – Robin Tritschler (テノール)
北ドイツ放送合唱団 – North German Radio Chorus
西ドイツ放送合唱団 – West German Radio Chorus
北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団 – North German Radio Philharmonic Orchestra
アンドリュー・マンゼ – Andrew Manze (指揮)
録音: 15-16 June 2017, Groser Sendesaal des NDR Landesfunkhaus Hannover, Germany

メンデルスゾーン : 交響曲第2番「賛歌」 / アンドルー・マンゼ

鬼才マンゼ×NDRフィルによる
メンデルスゾーン第3弾は崇高な交響曲第2番『賛歌』!

SACDハイブリッド盤。もともと高名な古楽ヴァイオリニストとして知られていたマンゼは近年指揮者としての活躍も目覚ましく、2014年からはハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者を務めています。

好評を博している当コンビによるメンデルスゾーンの交響曲シリーズ。当ディスクには大作の交響曲第2番「賛歌」がライヴ収録されました。

神を讃える長大なカンタータのソリストはアンナ・ルチア・リヒター、エスター・ディールケス、ロビン・トリッシュラーがつとめました。

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この記事を書いた人
ともやん

1957年、富山市生まれ。小学生の時、NHK交響楽団を指揮する岩城宏之氏を観てから、クラシック音楽に興味をもち、今日まできました。
現在、LP、CD、カセットテープを含めて約1000枚を所有しています。
好きな作曲家は、ベートーヴェン、ブルックナー、ブラームスと硬派です。
特にオーケストラ曲の名盤、珍盤、とんでも盤をご案内して行きたいと思います。
お付き合いのほど、よろしくお願いします。

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