こんにちわ、
ともやんです。
第二次大戦後、旧西ドイツでは、各地方の中央放送局がオーケストラを持つことになりミュンヘンを本拠地とするバイエルン放送局その方針に従ってオーケストラが創設されました。
それが、ミュンヘンに本拠を置く、バイエルン放送交響楽団です。
1949年に創設され、同年の7月1日にバイエルン放送局のスタジオで、当時85歳だったリヒャルト・シュトラウスの指揮で第1回目の演奏会が行われました。
R・シュトラウスは、ミュンヘンの生まれで、この大作曲家の最後の指揮となり、この2ヵ月後に永眠されました。
※ミュンヘンの街並み Michael SiebertによるPixabayからの画像
ちなみにハンブルクを本拠として創設されたのが、北ドイツ放送交響楽団(現NDRエルプフィルハーモニー管弦楽団)です。こちらもハンス・シュミット=イッセルシュテットの尽力により、世界屈指のオーケストラに成長しました。
バイエルン放送響の設立の中心になったのが、やはりシュミット=イッセルシュテットと同世代だったオイゲン・ヨッフム。
ヨッフムもバイエルン地方の出身で、61年までその地位にあり、オーケストラの育成に力を注ぎました。
タワーレコードでは、バイエルン放送交響楽団、放送合唱団、そしてミュンヘン放送管弦楽団、この3つのアンサンブルの素晴らしい演奏記録を人々に届けるため、バイエルン放送(Bayerischer Rundfunk)が自ら立ち上げたレーベル「BR Klassik」から厳選されたアイテムのセールを開催しています。
今回のセールでは、昨年11月30日に76歳で惜しまれつつ亡くなったマリス・ヤンソンスの名演に、マゼール、ハイティンク、ラトル、ハーディング、ネゼ=セガン、ダイクストラなどの名演・名盤(SACDハイブリッド、CD、DVD)を数量限定スペシャル・プライスにてご提供されています。
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セール期間は、2020年12月24日(木)10:00までの予定で、売切れ次第終了ということですから急いだほうが良いかと思います。
ヨッフム フルトヴェングラー交響曲第2番
オイゲン・ヨッフム(1902-1987)は、バイエルン地方出身で、ミュンヘン音楽大学で学び、同地で指揮者としてデビューしています。
ヨッフムは、ドイツ音楽の伝統をしっかり身に付け、オーケストラ・ビルダーとしても定評が高かったので、初代の首席指揮者に就任しました。
ご案内するCDは、ヨッフムが尊敬する1954年11月30日に他界したフルトヴェングラーの追悼コンサートのライブ録音です。
全曲で80分を越える「名指揮者」フルトヴェングラーが書いた大作、交響曲第2番です。
彼の作品はどれも長大で、後期ロマン派(とりわけブルックナー)の影響を強く受けていますが、1945年に書かれたこの曲はとりわけ彼自身も気に入っていたようで、自作自演も存在することで知られています。
紆余曲折を繰り返しつつ歩んで行く、決して平易とは言えない作品ですが、曲の最後の希望に満ちた部分で、全ての魂が解放されるような希望を見せてくれます。
このヨッフムの演奏は、1954年11月30日に逝去したフルトヴェングラーへの追悼でもあり、リスペクトとも言えるでしょう。また彼の作品に新たな解釈の光があたった記念すべきものでもあります。じっくりとお楽しみください。
ナクソス・ジャパン
タワーレコード キャンペーン情報
レコード・アカデミー賞は、音楽之友社が1963年(昭和38年)に創設したもので、1年間に国内のレコード会社から発売されたクラシック・レコードのうち、『レコード芸術』誌「新譜月評」で高い評価を得たものの中から部門ごとに演奏や録音などの最も優れたディスクを選定し、発売レコード会社を表彰するものです。
2020年度の大賞はエラス=カサド指揮フライブルク・バロック・オーケストラ他によるベートーヴェン:交響曲第9番《合唱》(HMF)、大賞銀賞はガーディナー指揮イギリス・バロック管弦楽団他によるヘンデル:オラトリオ《セメレ》(SDG)、大賞銅賞はエラス=カサド指揮マーラー室内管弦楽団他によるファリャ:バレエ音楽《三角帽子》、同《恋は魔術師》(HMF)がそれぞれ選ばれました。(タワーレコード)
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