こんにちわ、
ともやんです。
音楽評論家の福島章恭氏の著書に、
“世の中にはブルックナーを一瞬にして「天啓」と受け取れる者と「一生涯無縁」の者の二種類があるのだということです。”
と記しています。
これは福島氏が音楽大学時代に体験したことも含めて感じたことだそうです。
この福島氏の理論で行くと、僕は「天啓」を受けた者です。
いまから40年以上前の中学生の時、カラヤン・ベルリンフィルの4番「ロマンティック」のLPを買って夢中で聴いたことから始まります。
ただ、最初にカラヤンのゴージャスな演奏に刺激を受けたため、その後、幅広い演奏スタイルを受け入れていくには多少時間が掛かりましたが、、
さて、ヨッフム指揮の最初の全集に入っている1番には、聴いた瞬間から心が洗われました。
なんと新鮮で健康的な音楽なんだ!人間60年近く生きていると汚れたものも付いてきます。
でも、この演奏を聴くとそれらが洗い流されるような気持ちよさを感じ、まさにリフレッシュされます。
しかも、50年前の録音に関わらず録音が良いものも驚きです。
ちょっと大げさになりましたが、この全集は持っていて、聴きこんで損はない、そして一生の友になることと思います。
聴かずに死ねない全集ですね。
ヨッフムの名盤 ブルックナー交響曲 第1番
アントン・ブルックナー – Anton Bruckner (1824-1896)
交響曲第1番 ハ短調 WAB 101 (1877年リンツ稿・ノヴァーク版)
Symphony No. 1 in C Minor, WAB 101 (1877 Linz version, ed. L. Nowak)
1.(12:39) I. Allegro
2.(12:34) II. Adagio
3.(08:54) III. Scherzo: Schnell
4.(13:12) IV. Finale: Bewegt, feurig
total(47:19)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
オイゲン・ヨッフム – Eugen Jochum (指揮)
ヨッフムが1958年から67年にかけてベルリン・フィル、バイエルン放送交響楽団と完成させたDGレーベルへのブルックナー交響曲全集と宗教曲集は、その後のブルックナー録音の重要な基準点として君臨してきました。
ヨッフム第1回目のこの交響曲全集は特に大きな影響を未だに与え続けています。
今回の復刻では、交響曲全曲のSA-CD化企画の第1弾としまして、まずは初期の交響曲3曲と、同時期に収録された10曲のモテット集をカップリングしました。
さらに、国内では特典LPでのみ出ていた「第3番第2楽章のリハーサル風景」を、SA-CD層のみの特別収録曲として3枚目に収録しています。
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