こんにちは、
ともやんです。
これは同年8月14日ザルツブルグ音楽祭の最中に急逝したウィーンフィルの名誉指揮者カーツ・ベームの追悼コンサートとなっています。
カール・ベームは享年86才の高齢でしたが、翌年には3月にはイギリスへの演奏旅行も予定されていてウィーンフィルはその大役をオイゲン・ヨッフムに依頼しました。
それまでのオイゲン・ヨッフムとウィーンフィルとは、そんなに緊密ではありませんでしたが、ベーム同様、誠実な音楽作りがウィーンフィルから高く評価されたいからと思われます。
コンサートは、フリーメイソンのための葬送音楽の後、1分間の黙祷があり、ジュピターが始まります。
ジュピターは、正統的で厚みのある充実した響きが魅力的で、第4楽章では、白熱した演奏を聴かせています。
ヨッフムは、岩城宏之氏のエッセイや中野雄氏のコメントなどから楽団員から非常に敬愛された指揮者だったようです。
その人柄は演奏にも反映していて、どの演奏からも音楽を愛して喜ぶ気持ちが溢れています。
こんな人と一緒に仕事をしたいものですね。
オイゲン・ヨッフム ベーム追悼コンサート
オイゲン・ヨッフム指揮
ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
モーツァルト:フリーメイソンのための葬送音楽K.477
~名誉指揮者カール・ベームを偲んで~
モーツァルト:交響曲第41番ハ長調『ジュピター』K.551
1981年9月20日ムジークフェライン大ホール
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