こんにちは、
ともやんです。
僕は、時々、新宿のディスクユニオンクラシック館に行きます、
会社員時代は仕事帰りにも立ち寄っています。
僕は、CDを購入する際はディスクユニオンで中古か、ネットで買います。
ネットでは、HMV、タワーレコード、Amazon、アリアCDを使っています。
さて、中古店に行く場合、目的があっていく場合もありますが、何か面白いものとの出会いを求めて行く場合が多いです。
グスタフ・クーンとの出会い
近年出会ったCDで、最高のものの一つに
グスタフ・クーン指揮
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団の
ベートーヴェン交響曲全集があります。
↓
シンプルなジャケットに目が留まり、
グスタフ・クーン?
ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団?
最初、若手の古楽器集団という印象を持ちました。
購入して帰宅し、調べるとクーンは、1945年生まれの77歳、
カラヤンコンクールの優勝者であり、かなりの実力者。
2003年からが、ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団の芸術監督に就任しています。
またボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団は、1960年に創設されたイタリアのオーケストラ。
既に60年近く活動を続けています。
クーンが、芸術監督になってから録音も増えたそうです。
グスタフ・クーン シューマン 交響曲全集
今回僕は、このコンビによる、シューマンの交響曲全集を聴きました。
ベートーヴェン同様素晴らしい演奏に感銘を受けました。
グスタフ・クーンの表現は、何も特別なことをしていないのに、ちょうど料理人や大工などの熟練した鮮やかな匠の技を観るようで、すみずみまで神経が行き届き、疎かにする部分が全くありません。
しかも手作りの温もり感が十分で、聴き終わった後に
ああ、いい音楽を聴いた、生きていて良かった!
なんて思わせてくれる演奏なのです。
なんか抽象的な表現で申し分かりありませんが、総評としてはこんな感じで、有名指揮者とメジャーオーケストラもいいけど、どっこい、俺たちが本当のシューマンを聴かせるぜ、という気概が伝わってきます。
また全てライブで、
2010年にボルツァーノのハイドン講堂での演奏です。
また聴衆が素晴らしい。
演奏が終わって、しばしの間。
そして沸き起こる温かい拍手と掛け声。
なんか演奏者と聴衆が一体になって音楽を味わっていると感じが伝わってきます。
ボルツァーノは、北イタリアの人口10万人程度の都市ですが、こんな素晴らしいオーケストラを持っているなんて、これこそ文化と生活が密接につながっている証拠で素晴らしいことです。
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