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ジャクリーヌデュプレ 名盤 エルガー&ドヴォルザーク協奏曲

こんにちは、
ともやんです。

先日、不世出のチェロ奏者ながら、若くして難病になり42歳で他界したジャクリーヌ・デュ・プレの映画を観ました。

1999年に公開された映画「ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ」という作品です。
華やかな音楽家としての生活からは窺い知れない苦悩で、精神のバランスを崩す姿と病に冒されていく姿を描かれています。

観ていて辛くなる作品ですが、それだから彼女の演奏を聴き続けなければならないな、とも思っています。

原作は、実姉の3歳年上のヒラリー。
彼女も音楽家を目指しましたが、早々に自分の才能に見切りをつけ結婚し平凡な生活に入りました。

しかし、逆にそんな姉ヒラリーの生活を羨むジャクリーヌ。

この映画を観ると、ジャクリーヌ・デュ・プレのあの激しく奔放な演奏は、もしかしてチェロで諸々の鬱憤を晴らしていたのでは、なんて考えてしまいます。

なお、この映画が公開された時、彼女と共演した音楽家たちからジャクリーヌを誹謗するものだと公開を中止する要望があったそうです。

今年は、ジャクリーヌ・デュ・プレ没後35年。
彼女の名盤としてはやはりドヴォルザークとエルガーの協奏曲は外せません。

特にエルガーは、映画の中でも効果的に使用されています。

ジャクリーヌ・デュ・プレ ドヴォルザーク&エルガー チェロ協奏曲

アントニン・ドヴォルザーク – Antonin Dvo?ak (1841-1904)
チェロ協奏曲 ロ短調 Op. 104, B. 191
Cello Concerto in B Minor, Op. 104, B. 191

1.(15:28) I. Allegro
2.(13:17) II. Adagio ma non troppo
3.(13:31) III. Finale: Allegro moderato
total(42:16)

ジャクリーヌ・デュ・プレ – Jacqueline Du Pre (チェロ)
シカゴ交響楽団 – Chicago Symphony Orchestra
ダニエル・バレンボイム – Daniel Barenboim (指揮)

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エドワード・エルガー – Edward Elgar (1857-1934)
チェロ協奏曲 ホ短調 Op. 85
Cello Concerto in E Minor, Op. 85

4.(08:01) I. Adagio – Moderato
5.(04:34) II. Lento – Allegro molto
6.(05:14) III. Adagio
7.(12:34) IV. Allegro – Moderato – Allegro ma non troppo
total(30:23)

ジャクリーヌ・デュ・プレ – Jacqueline Du Pre (チェロ)
ロンドン交響楽団 – London Symphony Orchestra
ジョン・バルビローリ – John Barbirolli (指揮)

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 他、エルガー:チェロ協奏曲 他 ジャクリーヌ・デュ・プレ

ドヴォルザークの名曲に新たな生命力を与えた、壮大なスケールと伸びやかな歌いまわしが何とも魅力的な1枚です。デュ・プレの名盤の中でも1、2を争う屈指の名演。「入魂」という言葉がまさにピッタリの、すばらしく劇的な演奏内容です。デュ・プレ一世一代のパフォーマンスが記録されています。

悲劇の天才チェリスト、デュ・プレが最も得意としてきたのがエルガーの協奏曲。デュ・プレのために書かれたのではないかと思わせるほど、曲と一体となった激しくも美しい独奏は圧倒的で、バルビローリの指揮も最高級です。

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