こんにちは、
ともやんです。
悲しいときに楽しい曲を聴くと余計落ち込んだりします。
悲しいとき、落ち込んだ時、失恋した時、世の中に嫌になった時、
自棄になった時、グールドの弾くブラームスがおすすめです。
スローなテンポで情感込めて弾くブラームスは、
落ち込んだ気持ちにより重く響きますが、ブラームスの曲の中の
かすかな微笑みの部分が、とても大きな喜びに感じる瞬間もやってきます。
言葉も交わさず、そっとそばに寄り添ってくれる、
そんな演奏がグレン・グールドが、届けてくれます。
ゴールドベルク変奏曲(1980年盤)と並んで、
僕の特に好きなグールドの録音です。
グレン・グールド(ピアノ)
ブラームス:間奏曲集
1960年9月&11月録音
芸術家人生の大半を、ひとりスタジオで生きたグールドが遺した膨大な量の録音は、時間の経過とまったく無縁のように、常に新鮮な感動を聴くものに与えてくれます。グールドというとバッハが有名ですが、1960年に録音したブラームス晩年の作品から間奏曲ばかりを集めたグールドの隠れた名盤です。郷愁と渋いロマンに満ちたブラームス晩年の枯淡の境地をグールドが慈しむように演奏しています。カップリングには、グールド最後の録音となったの82年録音のブラームス「バラード集」と「2つのラプソディ」から抜粋、瑞々しい詩情に満ちあふれた佳作です。
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