こんにちは、
ともやんです。
フルトヴェングラーの指揮したベートーヴェンの第九は、全部で8種類残されているそうです。
最も古い録音が、1942年3月22日のものです。
宇野氏の解説によると、この録音の9年後に録音された有名なバイロイト祝祭管との演奏と非常にスタイルが共通していると記しています。
フルトヴェングラーは即興性を重んじていたようなので、9年も年月が離れているにもかかわらず、
スタイルが近いのは珍しいそうです。
それだけに第九に関しては、フルトヴェングラーは42年時点で自分のスタイルを確立していたのかもしれません。
フルトヴェングラー ベートーヴェン交響曲第9番 1942
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第9番 ニ短調 「合唱付き」 Op. 125
Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125, “Choral”
作詞 : フリードリヒ・フォン・シラー – Friedrich von Schiller
1.(17:19) I. Allegro ma non troppo e un poco maestoso
2.(11:23) II. Molto vivace
3.(20:10) III. Adagio molto e cantabile
4.(24:24) IV. Finale: Presto – Allegro assai
total(73:16)
ティッラ・ブリーム – Tilla Briem (ソプラノ)
エリーザベト・ヘンゲン – Elisabeth Hongen (メゾ・ソプラノ)
ペーター・アンダース – Peter Anders (テノール)
ルドルフ・ヴァツケ – Rudolf Watzke (バス・バリトン)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – Berlin Philharmonic Orchestra
ブルーノ・キッテル合唱団 – Bruno Kittel Choir
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー – Wilhelm Furtwangler (指揮)
録音: 22 March 1942
制作者より
言わずと知れたメロディア/ユニコーン系列音源によるベートーヴェンの第9です。同一演奏はGS-2146(2016年3月/廃盤)でも復刻しましたが、今回は新たに2トラック、38センチのオープンリール・テープを取り寄せ、それを録音スタジオに持ち込んで全行程をプロ用機器でマスタリングしました。近年では演奏ノイズ、会場ノイズを除去する傾向が強いですが、当CDではそのような操作は行わず、原音の響きを尊重しています。
また、解説書には作曲家の橋本國彦が留学中にフルトヴェングラーとベルリン・フィル、ブルーノ・キッテル合唱団による第9を聴いた時の文章を掲載しています。橋本が聴いたライヴは別の年の公演ですが、黄金のコンビによる第9を旧フィルハーモニーで体験した数少ない日本人の証言として、まことに貴重です。
なお、同じく解説書には合唱指揮者ブルーノ・キッテルと4人の独唱者の写真を掲載していますが、過去にこのような形で写真を掲載しているディスク類は非常
に少ないと思われます。(平林 直哉)
(キングインターナショナル)
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