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アルゲリッチ チャイコフスキー&メンデルスゾーン 協奏曲

こんにちは、
ともやんです。

もうすぐマルタ・アルゲリッチの80歳の誕生日です。
アルゲリッチは、1941年6月5日、アルゼンチンのブエノスアイレス生まれ。
同い年の音楽家としては、リッカルド・ムーティ、亡くなったけどクルストファー・ホグウッド、そしてノーベル賞ミュージシャン、ボブ・ディランがいます。

僕とアルゲリッチの出会いは、中学生の時に買ったチャイコフスキーのピアノ協奏曲のLP。

ジャケットに映る長い黒髪の綺麗なお姉さんに一目惚れして購入しました。
開いてみると、ジャケットの右下に青いインクでMay 1971と書いています。

この文字を書いたのは、もちろん僕で、当時中学2年生。

当時まだ20代だったアルゲリッチのチャイコフスキーのピアノ協奏曲のLPでした。

伴奏が、シャルル・デュトワ指揮ロイヤル・フィルハーモニー。
デュトワは、当時アルゲリッチの配偶者でした。
それを知って軽い嫉妬を憶えたものです。

あれから50年。
長い黒髪の美女は、白髪の目立つ品のいいおばあ様になられました。
アルゲリッチは、今年6月5日で80歳になられます。
当時中2の僕も今年64歳。

時は流れ、時代も変わりましたが、再びこのLPを聴くと当時のことを思いだします。
自宅が海のすぐそばで、荒れている時は波の音が聴こえるくらいでした。

アルゲリッチの華麗にして艶っぽいピアノの音色に交じって時折波の音が聴こえた。

アルゲリッチは、チャイコフスキーのピアノ協奏曲を得意として録音も数回しています。中にはコンドラシンとの一期一会のスリリングなライブ録音もあります。

でも、僕はやはりこの初めての録音が好きです。
セッション録音なので、全体的に落ち着いた感じです。
でも、いたるところで明滅する光のように煌めきがあります。

聴いた当時は、アルゲリッチのピアノにばかり気持ちが行っていましたが、デュトワの伴奏も素晴らしいです。さすが後年”音の魔術師”と言われただけのことはあります。

アルゲリッチの80歳を記念して、しばらく彼女の録音を探っていきたいと思います。

アルゲリッチ チャイコフスキー&メンデルスゾーン

ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー – Pyotr Il’yich Tchaikovsky (1840-1893)
ピアノ協奏曲第1番 変ロ短調 Op. 23
Piano Concerto No. 1 in B-Flat Minor, Op. 23

1.(21:08) I. Allegro non troppo e molto maestoso – Allegro con spirito
2.(07:28) II. Andantino semplice – Prestissimo – Tempo I
3.(06:48) III. Allegro con fuoco
total(35:24)

マルタ・アルゲリッチ – Martha Argerich (ピアノ)
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 – Royal Philharmonic Orchestra
シャルル・デュトワ – Charles Dutoit (指揮)

————————————–

フェリックス・メンデルスゾーン – Felix Mendelssohn (1809-1847)
ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 ニ短調
Double Concerto for Violin and Piano in D Minor, MWV O4

4.(18:23) I. Allegro
5.(09:11) II. Adagio
6.(08:59) III. Allegro molto
total(36:33)

ギドン・クレーメル – Gidon Kremer (ヴァイオリン)
マルタ・アルゲリッチ – Martha Argerich (ピアノ)
オルフェウス室内管弦楽団 – Orpheus Chamber Orchestra
録音: May 1988, Studio 1 Radio Drs, Zurich, Switzerland

チャイコフスキー ピアノ協奏曲第1番 メンデルスゾーン ヴァイオリンとピアノのための協奏曲 マルタ・アルゲリッチ シャルル・デュトワ ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団

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