チャイコフスキーの６つの交響曲の中で、僕は第5番が一番好きです。
第6番”悲愴”が、内容も人気も知名度も一番で、もちろん好きですが、
最後のアダージョで消え入るように終わるののが、
なんともいたたまれなくて、辛くなってしまいます。
でも、第5番は、ベートーヴェンの第5交響曲や
ブラームスの第1交響曲のように、苦しみを乗り越えて、
頑張ろうぜ！的な曲で、
僕はこんな単純な構図の曲が聴いていてワクワクして大好きなのです。
そんなチャイコフスキーの第5交響曲に、
なんと珍しいピアノ連弾用の編曲あるということでさっそく聴いてみました。
ピアノだけなのなのでより切なさが心に響きます。
特に第2楽章の哀愁は格別です。
そして終楽章の圧倒的なピアノの重厚感が素晴らしいです。
チャイコフスキーの交響曲第5番を愛する人にはぜひ聴いてほしい１枚です！
チャイコフスキー第5交響曲 珍しいピアノ連弾版
ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー – Pyotr Il’yich Tchaikovsky (1840-1893)
バレエ音楽「眠りの森の美女」 Op. 66 （ラフマニノフ編曲によるピアノ4手ピアノ抜粋）
Spyashchaya krasavitsa (The Sleeping Beauty), Op. 66 (excerpts, arr. S. Rachmaninov for two pianos)
1.(04:27)Introduction: La Fee des lilas
2.(05:53)Adagio: Pas d’action
3.(04:28)Valse
total(14:48)
ダグ・アシャツ – Dag Achatz (ピアノ)
永井幸枝 – Yukie Nagai (ピアノ)
録音: 9, 12 August 1993, Vaxjo Concert Hall, Sweden
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バレエ音楽「白鳥の湖」 Op. 20 （編曲：C. ドビュッシー）
Swan Lake, Op. 20 (arr. C. Debussy for piano 4 hands) (excerpts)
4.(05:00)Danse russe
5.(03:12)Danse espagnole
6.(02:24)Danse napolitaine
total(10:36)
編曲 : クロード・ドビュッシー – Claude Debussy
ダグ・アシャツ – Dag Achatz (ピアノ)
永井幸枝 – Yukie Nagai (ピアノ)
録音: 9, 12 August 1993, Vaxjo Concert Hall, Sweden
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交響曲第5番 ホ短調 Op. 64
Symphony No. 5 in E Minor, Op. 64 (arr. S. Taneyev for two pianos)
7.(16:31)I. Andante – Allegro con anima
8.(15:37)II. Andante cantabile con alcuna licenza
9.(05:58)III. Valse: Allegro moderato
10.(13:21)IV. Finale: Andante maestoso – Allegro vivace – Moderato assai e molto maestoso – Presto
total(51:27)
編曲 : セルゲイ・イヴァノヴィチ・タネーエフ – Sergey Ivanovich Taneyev
ダグ・アシャツ – Dag Achatz (ピアノ)
永井幸枝 – Yukie Nagai (ピアノ)
録音: 9, 12 August 1993, Vaxjo Concert Hall, Sweden
投稿日：2008/11/20
かの有名なチャイコフスキーの交響曲第5番。それをチャイコフスキーの弟子でもある作曲家、タネーエフがピアノ連弾用に編曲した、非常に珍しいバージョンです。あの大オーケストラをたった1台のピアノで再現するのは難しいですが、その骨組を崩すことなく、見事なまでに編曲されています。弟子だからこそ成せる業です。やはり4楽章が聴きどころです。ピアノによる重厚なサウンドをお楽しみください。
以上、ナクソス・ミュージック・ライブラリーより
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