こんにちは、
ともやんです。
僕は時々、大きなCDやLPレコードを扱っている中古店に行きます。
その時、購入するCDを特に決めないで、いろいろ見ながら、おっ?と思うCDを手に取って購入するのが楽しみでした。
時には聞き覚えのない、指揮者や演奏家のCDを購入することもあります。
一種の賭けですが、そのCDがなかなかの掘り出し物だった場合は、とても嬉しいものです。
グスタフ・クーン指揮ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団によるベートーヴェン交響曲全集はそんな掘り出いもののひとつでした。
グスタフ・クーン 知る人ぞ知る名匠
指揮者のグスタフ・クーンは、1945年オーストリア・ザルツブルク生まれで今年77才。
オーストリア放送指揮者コンクールやカラヤン指揮者コンクールで優勝。
1970年より指揮者としてのキャリアを開始しドルトムント歌劇場、ウィーン国立歌劇場、ミュンヘン国立歌劇場などで様々な歌劇場や音楽祭で活躍している実力者です。
近年は演出家としてオペラ上演や音楽祭などを主催しているそうです。
一方、ボルツァーノ・トレント・ハイドン管弦楽団は1960年設立でイタリアの南チロル・トレントを本拠地としています。
2003年にグスタフ・クーンが芸術監督に就任してから録音活動を活発に行っていて、ベートーヴェン、ブラームス、シューマンの交響曲全集を完成させています。
さて、演奏はこれがなかなか良いのですね。
ゆったり目のテンポでのびのびとした演奏で、聴いていて楽しくなってくる演奏です。
ベートーヴェンというと深刻、重厚な演奏というイメージもありますが、クーン&ハイドン管は、明るく伸びやかな演奏を展開しています。
しかし、それは内容も軽い、薄いという意味ではありません。
歴戦の戦士でありながら偉ぶらず、気さくに話しかけてくれる魅力的な人物に似ています。
英雄以外も聴き進めていますが、改めてコメントしていきます。
なお、僕が中古店で購入したものは全集盤でしたが、現在は分売されていますので、分売盤を以下にご紹介します。
グスタフ・クーン ベートーヴェン交響曲第3番”英雄”
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
交響曲第3番 変ホ長調 「英雄」 Op. 55
Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 55, “Eroica”
1.(19:10) I. Allegro con brio
2.(15:17) II. Marcia funebre: Adagio assai
3.(06:17) III. Scherzo: Allegro vivace
4.(12:52) IV. Finale: Allegro molto
total(53:36)
ボルツァーノ=トレント・ハイドン管弦楽団 – Bolzano-Trento Haydn Orchestra
グスタフ・クーン – Gustav Kuhn (指揮)
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