こんにちは、
ともやんです。
今日1月27日は、ウォルフガング・アマデウス・モーツァルトの誕生日です。1756年1月27日にザルツブルクで生まれました。
そしてちょうど200年後の1956年チューリッヒのホテルで、一人の指揮者が人生を終えました。その人はエーリヒ・クライバー。享年65歳。
80歳を過ぎても活躍する人が多い指揮者の中では、早すぎるかもしれません。
エーリヒ・クライバーのプロフィールでは、急死とか病死と書かれていますが、その不審な感じから自死ではないか、という記述も見たことがあります。
ただ、その経歴から直情径行で完全主義的な性格が感じられ、しかもプライドも高かったと思います。
ナチスの干渉が嫌で、ユダヤ系ではなかったのに早々にドイツを出て、戦後ヨーロッパに復帰した時も音楽界や聴衆は冷たかったようです。
また、期待していたウィーン国立歌劇場音楽総監督の職も54年にベームその後任として56年からカラヤンの就任が決まって、失意のうちにあったとも言われています。
もしかして完全主義者でプライドの高かったエーリヒ・クライバーには耐えられず、敬愛するモーツァルトの生誕200年の日に、という考えもあるかもしれません。
指揮者は、生涯現役の方が多くいます。だからその生き方を知ると学べるものが多いと僕は思っています。
エーリヒ・クライバー&ケルン放送響 モーツァルト&ウェーバー
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