さて、今日は新しい年のスタートに相応しい、
ニューイヤー・コンサートをご案内します。
ニューイヤーコンサートというと、
小澤征爾まで指揮するくらい
国際的なイベントになったようですが、
今日ご紹介するのは、ちょうど40年前の1979年、
当時のコンサートマスター、ウィリー・ボスコフスキーによる
弾き振りによる録音です。
ウィリー・ボスコフスキーのニューイヤー・コンサート 古き良き響きを
ウィリー・ボスコフスキーは、
1955年から1979年までの25年間に渡って
ニューイヤーコンサートの指揮をしました。
ボスコフスキーの時代に、
海外に中継され、
国際化や商業化を進んだように感じますが、
現代の演奏と比べると、
まだまだ素朴で家庭的な雰囲気があります。
派手でなく、粋で洒落ていて、
品のあるウィンナワルツを聴くことが出来ます。
僕は、ウィンナワルツが中学生の頃から好きでした。
でも、ニューイヤーコンサートが、
世界のメジャーな指揮者がお披露目的に演奏し、
それを全世界に発信するという
商売色プンプンの演奏を
敬遠してほとんど聴くことはありませんでした。
でも、最近、過去の名演集など聴いて、
それなりに面白いなというのが今の気持ちです。
あのクナッパーツブッシュやクリップスが
実にチャーミングで味のある演奏を聴かせてくれています。
ボスコフスキー&ウィーンフィルのニューイヤー・コンサート1979
『ニューイヤー・コンサート1979』
【曲目】
ワルツ《ローレライ-ラインの調べ》 作品154(ヨハン・シュトラウス1世)
ポルカ《お気に召すまま》 作品372(ヨハン・シュトラウス2世)
ワルツ《酒・女・歌》作品333(ヨハン・シュトラウス2世)
ワルツ《ヘラインシュパツィールト》 作品518(ツィーラー)
ワルツ《わが家で》 作品361(ヨハン・シュトラウス2世)
ポルカ《風車》作品57(ヨーゼフ・シュトラウス)
チク・タク・ポルカ 作品365(ヨハン・シュトラウス2世)
ピチカート・ポルカ(ヨハン・シュトラウス2世、ヨーゼフ・シュトラウス)
ワルツ《天体の音楽》作品235(ヨーゼフ・シュトラウス)
ポルカ《狩り》 作品373(ヨハン・シュトラウス2世)
ポルカ《狩り》 作品373(ヨハン・シュトラウス2世)[アンコール]
ポルカ《浮気心》作品319(ヨハン・シュトラウス2世)
ワルツ《美しく青きドナウ》 作品314(ヨハン・シュトラウス2世)
ラデツキー行進曲 作品228(ヨハン・シュトラウス1世)
【演奏】
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ウィリー・ボスコフスキー
【録音】
1979年1月 ウィーン (ライヴ)
[デジタル録音/デッカ・オリジナル・リマスタリング]
ボスコフスキーが最後に弾き振りをしたニューイヤーコンサートの演奏です。当時のコンサートマスターで、1955年から1979年まで25年にわたってニューイヤーコンサートの指揮をしました。彼の時代に海外に中継がされるようになり、国際化や商業化が進みましたが、不易流行を大事にしてきていたと思います。現代の演奏と比較すると、素朴でこじんまりした印象があります。派手さはないですが、洒落ていて品のある雰囲気をとても感じます。年末年始になってニューイヤーコンサートのことを思い出したら、原点として聴いておきたい演奏です。ナクソス・ミュージック・ライブラリーのレビューより
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