こんにちは、
ともやんです。
ヤッシャ・ハイフェッツは1901年2月2日に現リトアニアのヴィリニュスでユダヤ人と生まれました。
3歳でヴァイオリンを始め、神童を呼ばれ、7歳でメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲を演奏しデビューしています。
1910年には、レオポルド・アウアーに師事するためサンクトペテルブルク音楽院に入学し、12歳の時にはアルトゥール・ニキシュに招かれ、ベルリンフィルと演奏しています。
1917年にはカーネギー・ホールでアメリカデビューを果たしますが、同年のロシア革命からそのままアメリカ在住を道を選びました。25年には、アメリカ市民権を得ています。
そして世界中と演奏旅行で訪れ、多くの録音を残す生活を続けて行きました。
ハイフェッツと私
さて、「ハイフェッツと私」と言っても書くことがない。
というのもどうも近寄りがたい雰囲気があり、いままでちゃんとその録音を聴いてきたことがないのです。
しかし、今日、ハイフェッツの121年目の誕生において、意を決して聴くことにしました。
取り上げた録音は、1940年録音のトスカニーニ指揮NBC交響楽団との共演によるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲。
まさに快刀乱麻の名演で、ベートーヴェンの曲としては割と穏やかなこの曲を華麗に演奏しています。
ハイフェッツ ベートーヴェン ヴァイオリン協奏曲
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン – Ludwig van Beethoven (1770-1827)
ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 61
Violin Concerto in D Major, Op. 61
1.(21:18) I. Allegro non troppo (cadenza: Auer-Heifetz)
2.(08:47) II. Larghetto (cadenza: Joachim-Heifetz)
3.(08:35) III. Rondo: Allegro (cadenza: Joachim-Auer-Heifetz)
total(38:40)
ヤッシャ・ハイフェッツ – Jascha Heifetz (ヴァイオリン)
NBC交響楽団 – NBC Symphony Orchestra
アルトゥーロ・トスカニーニ – Arturo Toscanini (指揮)
録音: 11 March 1940, Studio 8-H, Radio City, New York
近代ヴァイオリニストの中の「王」はまぎれもなくハイフェッツでしょう。正確無比のテクニック、魔術的ともいえる右手のボウイング。しかしながらそのあまりの完璧さゆえに、クールで無機質な演奏という誤ったイメージが根強いのも確か。このCDのブラームスの3楽章のサブテーマの麗しさはそんな先入観を打ち破るでしょう。過剰にならないポルタメントを効果的に使っている点にも耳を傾ける価値あり。ベートーヴェンの最終楽章、さしものトスカニーニも、タクトをハイフェッツの音楽に合わせているところも必聴です。
CD帯紹介文
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